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004 ポール・クルーグマン「日本の問題を再考する」(Rethinking Japan)解説

松尾匡による、ポール・クルーグマン”Rethinking Japan”(本サイト「レポート」所収の朴勝俊訳「日本の問題を再考する」)についての解説文。本研究会メンバーによる検討、特に、朴勝俊と熊澤大輔の作成協力を得て完成されている。
追伸:クルーグマンの元モデルの正確な期間構造をふまえた補足説明を脚注でしておきました。注4と注6(旧注5)を修正し、新注5を追加しています。本質的な修正ではありません。2017年4月2日

Economic Policy Report 004 v2

<翻訳>ポール・クルーグマン「Rethinking Japan」

ポール・クルーグマンの「Rethinking Japan」(2015年10月20日、訳:朴 勝俊)

「・・・日本はインフレ目標を何%に設定すべきだろうか。その答えは、インフレ目標は充分に高くすることだ。つまり、財政再建の際に、生産能力のフル稼働を維持できるほど実質利子率を引き下げることができるくらい、充分にインフレ目標を高くすることだ。だとすれば、それが2%で十分だとはとうてい思えない(一部抜粋)。」

<翻訳>オスカ・ラフォンテーヌらの破滅寸前のヨーロッパ

オスカー・ラフォンテーヌらの破滅寸前のヨーロッパ(2016年4月4日、訳:長谷川 羽衣子)

「欧州中央銀行は新しいバブルを作り出す代わりに、投資に資金を提供するか、低所得世帯への所得移転を行うことによって、実態経済を刺激すべきである(一部抜粋)。」

<翻訳>欧州左派連合の緊縮財政反対計画

緊縮政策と金融市場主権に反対する行動計画のために(2016年1月22日、訳:朴 勝俊)

「・・・この緊縮政策と金融市場主権に反対する行動計画は、各国内および欧州レベルの議論の基礎であり、また大多数の政治的・社会的・市民的な勢力や労働組合を、新しいヨーロッパのための共通の戦いに結集させ、強化させるための取り組みの工程表であると考えている(一部抜粋)。」